夜間頻尿というのは、夜、眠りについたあとに、排尿のために1回以上目が覚めてしまい、起きることになる、という場合のことをいいます。また、そのことが原因で、日常生活に支障をきたしている状態になっている人もいます。
夜間頻尿の原因
夜間頻尿になる原因は、いくつかありますが、中年以上の男性の場合は前立腺肥大が原因になっている可能性が高いです。
前立腺が肥大してしまうと尿が出しづらくなってしまい、膀胱の筋肉が厚くなっていきます。そうなることで夜間頻繁に尿意を感じて起きてしまうことがあるのです。
夜間頻尿は原因不明の場合も多く、必ず前立腺肥大が原因ということがないといいます。
あまりにも症状がひどい場合は泌尿器科の受診が必要になります。ですが、その前に、頻尿の症状緩和に働きかける成分が配合されたサプリメントなどもあるので、それらを試してみたり、まずは自分でできる対策を調べて、積極的にはじめてみるというのもいいです。
夜間頻尿の対策方法
夜間頻尿の方がすぐにはじめることができる対策として、朝起きてから翌日の朝までの排尿の時刻や尿の量など、すべてを記録しておく、というものがあります。
簡単にいうと、排尿日誌です。この日誌をつけることで、自分の頻尿のことをある程度は把握することが可能になります。
夜間や昼間だけの記録だと、多尿なのか、夜間頻尿に当てはまるのか、ということが正確にわからない可能性があるので、必ず24時間の記録をつけるようにしておくことが大切です。
この日誌を泌尿器科を受診するときに持参しておけば、さらに正確な診断を受けることができることが多いです。
また、生活習慣の改善を行う、というのもいいです。起床時間や就寝時間がいつも違っていたり、食事の時間が日によって違うという生活だと、夜間頻尿の症状が出やすくなってしまいます。夜間頻尿の症状があり、生活習慣が不規則であるという人がきちんと生活習慣を改善することで症状を軽くすることができる可能性が高いです。
食にも気をつけてみよう
ほかにも、カフェインやアルコールの摂取を制限するというのも頻尿の対策としては効果があるといわれています。
夕方以降の時間に、コーヒーやお茶、お酒を摂取してしまうと、利尿作用で夜間頻尿が起こりやすくなることが多いです。もし、就寝前に寝酒の習慣がある、夕刻にカフェインを摂取することがある、というときは控えるようにするといいです。
また、塩分の摂取量を減らすようにすると必要な水分量が減少してくるので、塩分を控えて水分を減らすようにする、というのも1つの方法です。
健康な身体作りを考えるというのが症状緩和の対策だといえます。