健康の悩みにも色々な種類がありますが、女性は排尿障害で悩む人が多い傾向にあります。
尿失禁や頻尿など様々な症状がありますが、改善のためにも、まずはその原因を知り正しい対策を行っていきましょう。
骨盤庭筋のゆるみ
女性に多い排尿障害のひとつとして頻尿があげられます。
これは尿の回数が増えてしまう症状で、夜間に起こる場合は何度もトイレに起きなくてはならないので、睡眠不足に陥ってしまうこともあります。
尿パッドや尿漏れ対策のショーツなど対策商品は多く販売されていますが、やはり改善策は知っておきたいところです。
まず考えられる原因としては骨盤底筋のゆるみがあげられます。
骨盤庭筋がゆるんでしまう原因は妊娠や出産、さらに運動不足、年齢による筋力の衰えなどがあげられます。
特に妊娠中は胎児の重みが体への負担となりますし、出産によるダメージも受けやすくなってしまいます。
こうした症状もトレーニングによって改善されることもありますので、試してみてはいかがでしょうか。
過活動膀胱の症状
女性の排尿障害の原因として多いものに過活動膀胱があげられます。
これは排尿筋が過剰に収縮してしまうことで起こるもので膀胱に貯められる尿が少なくなり、トイレの回数が増えたり、急に尿意を感じる、尿漏れが起こるなど様々な尿の悩みが出てしまいます。
急に何度も夜中にトイレに目覚めるなどの場合も過活動膀胱が原因であることが多くなっています。
そしてこうした症状は若い世代よりも年齢が上がるごとに増えていく傾向があります。
急な失禁などもありますので、そのために外出が嫌になってしまう、家事などにも影響が出てしまうようになるなど生活の質が落ちてしまう傾向にあります。
排尿障害が起きるその他の疾患
骨盤庭筋のゆるみや過活動膀胱だけが女性の尿の悩みを起こしているわけではありません。
時には何らかの疾患が影響している場合もありますので、気になる症状があれば早めに診察や検査を受けましょう。
膀胱炎も女性に多い病気で、疲労などで体の抵抗力が落ちていたり、膀胱に細菌が多く浸入してくることで、頻尿や残尿感、痛み、出血などが起きてしまうことがあります。
さらに糖尿病も尿の回数が増えたり、神経に障害が起きて、尿意を感じなくなり失禁してしまうこともあります。
このほかでは飲んでいる薬の影響で尿の回数が増えることもありますし、精神的な問題で頻尿が起きている場合もあります。
気になる体の症状がある場合は医療機関に相談してみましょう。