頻尿は、トイレに行く回数が一般的な人よりも多い状態のことを指します。
どのくらいの数になると頻尿のなるかについては、少し判断が分かれるところもありはっきりしません。
ただ30分くらいに1回など、人よりも明らかにトイレに行く回数が増えるときにはこの症状を疑ったほうがよいでしょう。
原因を知っておこう
頻尿になってしまう原因としては、男性と女性では少し異なる面があります。まず女性の場合は2つの原因が考えられます。
一つ目が過活動膀胱と呼ばれる状態になることで、排尿筋が過剰に収縮してしまってその結果尿を溜められる量が少なくなります。
その結果として、日常生活において急に強い尿意を感じたり、おしっこを止められないなどの状態になってしまいます。
もう一つの原因としては、骨盤底筋のゆるみが原因となっています。
骨盤底筋は骨盤の中で内臓を支えている筋肉を総称して呼びます。この部分は加齢によってもゆるんできます。
骨盤底筋がゆるんでくることにより、仮に腹圧がかかった場合に尿道を締めることができなくなりその結果として尿が漏れ出してしまうことになります。
一方男性が頻尿になってしまう原因としては、前立腺が肥大してしまうことが主原因の一つです。
前立腺とは男性だけが持つ臓器の一つで、膀胱の下で尿道をぐるりと取り囲むようにあります。この部分が肥大すると残尿感や尿勢低下など男性特有の尿トラブルを引き起こします。
また女性同様に、過活動膀胱を引き起こすことでも頻尿が起こります。
頻尿を改善する方法について
頻尿を改善するにあたっては、まず早期に自覚した段階で治すという意識を持つことが大切です。
ほとんどの人が一時しのぎの対策法として、尿漏れパッドを購入して使用したり、水分の摂取を少なくしておくことで対策しようとしますが、根本的な解決策にならないだけではなく症状を悪化されてしまうことにもなります。
根本的な解決策がありますので、しっかりと治して改善することが大事といえます。
骨盤底筋を鍛えるトレーニングがおすすめな理由
根本的な解決策として骨盤底筋を鍛えるトレーニングを行うことは有効です。
このトレーニングを行うことで膀胱を保護するだけではなく、魅力的なスタイルにすることも可能といえます。
女性の場合はホルモンバランスを整えることができ、生理不順も解消することもできます。
特に女性にとってはいいことだらけといえるため、骨盤底筋を鍛えるトレーニングは健康維持のための良い方法といえます。
トレーニングのやり方についてはいくつかありますが、目安としては1日あたり3回から5回を目安にして、無理のない範囲で行うようにします。