トイレに行く回数が増えて困っている」という方も、なかなか人にトイレの話はしづらかったりします。

人は1日に何回くらいトイレに行くものなのでしょうか。

頻尿とは?原因は?

一日のトイレの回数は、朝から晩までで4回~8回が正常とされています。
一日に8回以上トイレに行くと、頻尿といわれます。夜に2回も3回もトイレに行くなら、頻尿かもしれません。

頻尿とは、どのような原因で起こるものでしょうか。
前立腺肥大や膀胱炎、糖尿病などが原因の場合もあります。そのような疾患が原因の場合は、病院に行き、しっかりと治療を受けることが大切です。

お灸で症状の改善が見込める?

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ですが、冷えやストレス、加齢による排尿筋の異常が原因の場合もあります。

その場合は、お灸をすることで症状の改善が見込める場合があります。
お灸というと、聞きなれない方もいるかもしれませんが、自宅で気軽にできる民間療法としておすすめです。

東洋医学では、全身に経絡があり、経穴があります。簡単にいうと、体には12本の線路が走っていて、そこにはツボと呼ばれる駅が365個あるといった感じです。
そのツボに鍼やお灸などの刺激を加えることで、全身の調子を整えていくという考え方です。

頻尿に効果のあるツボとは?

では、頻尿に効果のあるツボはどこなのでしょうか。冷えや排尿筋の異常に対して効果的なツボをご紹介します。

足にある「三陰交」というツボがあります。
三陰交は「さんいんこう」と読み、冷えの症状を持っている方に特に効果的です。場所は、足の内くるぶしから指4本分上、骨のキワにあります。押すと痛く感じるところです。
この三陰交を刺激することで全身の冷えを改善されると考えられています。この場所に、お灸をします。

もう一つ、おなかにある「関元」というツボで、ここもおすすめです。
おへそから指4本分下にあります。関元は「かんげん」と読み、ここにお灸をすることで下腹部全体を温める作用があります。

ストレスを感じているかたは、足の親指と人指し指の間にある「太衝」というツボもおすすめです。
これは「たいしょう」と読み、押すと痛かったり、痛気持ちいいと感じるところです。ここを毎日マッサージすることで、日ごろのストレスを緩和するのに効果的ですが、お灸をすることでさらに効果を感じることができます。

冷えやストレスからの頻尿と感じる方は、毎日コツコツ続けるお灸で症状が改善されると思います。
できれば週に3回くらい、自宅で手軽にできるお灸をしてみてはいかがでしょうか。頻尿による日常生活の行動制限を改善して、快適な生活におすすめです。