だいたい、1日にトイレに行く回数は5回から8回程度は普通と言われています。
これよりも多い人は頻尿の可能性があります。
もちろん、重い症状がある場合は医療機関を受診するべきですが、軽いものであれば自分でもできる改善方法があります。
カフェインに注意!飲み物を見直してみる
改善方法の一つは、当たり前だと言われるかもしれませんが飲み物を見直すことです。
カフェインを多く含むコーヒーや紅茶、緑茶といった飲み物は、たとえ少量でも尿意が近くなります。これはカフェインに利尿作用があるためです。
かといって糖分を多く含むジュースなどもまた頻尿対策としては良くありません。
ミネラルウォーターや麦茶が最もお勧めできる飲み物です。
冷え性を改善することも大切
次は、もし冷え性なのであれば冷え性を改善することです。
なぜ冷え性が関係するのかというと、もちろん循環系にも関係がありますが、端的に言えば汗の量が少なくなるからです。
ヒトは別に運動をしていなくても、ふだんじっとしていても汗をかいており、皮膚から水分を失っていますから、その分だけ尿量は少なくなるのです。
冷え性により汗をかかないことは、それだけ尿量が増えるということになるのです。
冷え性の改善には運動が一番効果的です。激しい運動である必要は全くありません。
ちょっとしたトレーニングでの改善方法
その他、ちょっとしたトレーニングにより改善する可能性があります。
頻尿は、尿意を我慢できなくなっているために起こるという側面もあります。ということで、最も単純なトレーニングは、単に尿意を我慢することです。
トイレに行きたくなっても我慢します。
少なくとも、10分や20分くらいは我慢できるはずです。これを繰り返すこと、体を尿意に慣らさせます。今までならトイレに行きたくなっていたようなレベルの尿意でも、次第にまだ尿意を催さなくなってくることが期待できます。
もう一つは、膀胱を支える筋肉を鍛え、十分な尿量を膀胱にためられるようにすることです。といっても、そんな筋肉をどうやって鍛えるのかと思うかもしれません。
確かに、普通のストレッチとは異なりますが、意外と簡単なのです。
肛門、尿道をきゅっと締めるようにするだけです。
座ったまま、あるいは立ったままで構いません。やってみると分かりますが、簡単ではありますが体には結構な力が入ります。そんなに長くは続けられません。
1回あたり5秒か10秒くらい、これを5回ほど繰り返せばよいでしょう。