妊娠することで、頻尿になる傾向があります。

理由としては、子宮が大きくなることで膀胱を圧迫することが原因の一つと考えられています。また、水分のとりすぎや、その他にも、妊娠の初期、中期、後期でも原因に違いがでることもあります。利尿作用のある飲料を飲むことや、運動不足、また骨盤底筋が緩むことでも頻尿になる傾向があります。

妊娠時期には、水分が足りないと、便秘などにもなりやすいため、トイレが近いからと水分を控えてしまいがちですが、しっかりと水分を摂ることも重要なため、水分はしっかりと摂ることも大切です。

妊娠初期

妊娠の初期には、症状としてつわりなどがあります。
また、軽い微熱などの症状がでることもあり、頻尿も初期の時期にでる症状の一つといわれています。

子宮が少し大きくなり始めることでトイレが近くなり、回数が増える傾向があります。

妊娠中期、後期

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子宮がかなり大きくなり、膀胱がさらに圧迫される状況です。そのため、初期の頃よりも頻尿になることもあります。また、あまり運動をすることもできないため、筋力の低下や代謝機能の低下などにもつながります。お腹に負担がかからない程度に体を動かすことも大切ですが、無理のないようにすることも重要です。

また、骨盤底筋などもゆるんでしまいがちです。
そのため、トイレに頻繁に行くことになることが多くなるのもこの時期です。

対策をする

頻尿対策をするならば、尿漏れパッドなどを活用して対策をしましょう。
夜、寝ている時なども尿意をもよおすことがありますが、尿漏れパッドなどを使用することで安心することができます。

また、利尿作用のある飲料などは、できるだけ控え、尿意をある程度防ぐようにしましょう。水分は、必要な分はしっかりと摂りましょう。

頻繁にトイレに行きたくないと水分をあまり摂らずにいると便秘になりやすい傾向があります。また十分に水分を摂った状態でも、トイレを我慢してしまうと膀胱炎などの病気になることもあります。尿意を感じたら我慢せずすぐにトイレに行くことが大切です。

また尿に関しても血尿やいつもと尿の色やにおいが違う場合には、医療機関で専門の医師に相談をしましょう。妊娠中では、体の状態や精神的にも不安定な状態になりやすいため、なんらかの違和感や異常画ある時には、できるだけ早く医師に相談して、適切な対処や治療をしてもらうか、生活で問題がないかアドバイスなどをもらうといいでしょう。