歳とともにトイレに行く回数は一般的に多くなります。それは年齢による身体の機能低下ということが大きな原因ですが、時には病気から来ることもあるので、原因を確かめ、対策を打つとかのために、病院で診てもらうことが何よりも大切なことになります。

寝て居る時のトイレの回数を考えてみよう

ある程度膀胱に尿がたまると、トイレに行って排泄しようという頭が働き、排尿するのが普通の行為です。このことは、日中起きているときに行われることで、眠っているときは普通は起こりません。

ですから、夜眠ってから朝起きるまでの間、2回以上トイレに起きるのを夜間頻尿と言い、3回以上となると何らか問題を多く含んでいるということになります

高齢者の場合に多いのですが、それは内臓や膀胱の機能が低下することが原因で、特に心臓や腎臓の関係で、昼間は身体を動かしているため、必要な尿を作ることまでができなくなって、夜間の身体が休んでいるときに尿を作るということと関係してきます。
ホルモンの関係もあって、利尿を抑えるホルモンの分泌が減ることも知られています。

病気にはこういったものがある

9--4

その他に、男性は前立腺肥大、女性は膀胱炎、尿道炎などからのこともあります。
また、高齢者は様々な病気にかかりやすくなりますので、その治療に薬を用いますが、血圧の薬とか心臓の薬が影響することもあります。

もちろん、高齢者特有のことですが、眠りの浅さから、用心のためにトイレに起きることも多くなりがちです。そして眠りの少なさから、日中の身体に影響が出て、悪い循環となるケースも少なくありません。

このように、高齢者は身体に仕組みから、尿の回数が多くなるのは一般的な傾向ですが、症状を軽くする対処法もありますので、努力することと、専門のお医者さんに相談することをおすすめします。

特に、前立腺の関係は肥大から来るもの、癌の危険性があるものがあるので、お医者さんの見立てが大事です。膀胱や尿道に影響が出て、いきおいが悪くなり、結果度々トイレに行くということになったら、まずは診察です。

肥満も身体に影響します。糖尿病と結びつきやすくなって、糖分が欲しい、水分が欲しいということから、頻尿に結びついてしまいます。こちらは生活習慣病ですから、自分である程度制御することができるはずです。

注意したい飲み物

飲み物にも注意が必要です。
お茶やコーヒーは利尿作用があるので、夜トイレに行きたくなります。頻尿予防の手始めです。アルコールも同じことですので、控えめにするといいでしょう。

食べ物にも注意が必要です。メロン、スイカ、キュウリなどカリウムを多く含むものは、身体に水分を増やすからです。

これらのことを総合的に取り組むのがいいのですが、病院で人間ドックなり、定期健診的なものを受け、きちんと対処をすることが一番です。いい加減にしたリ、中途半端で済ますと、他の病気を誘引することにもつながるからです。