頻尿トラブルや我慢できない尿意には、尿漏れの薬を服用するのがおすすめです。
そこで、市販で購入できる尿漏れの薬の効果や副作用について考えてみましょう。
そもそも尿漏れの原因とは?
尿漏れには様々な原因が考えられますが、その中でも尿意失禁とは自分の意思と関係なく尿が漏れてしまうことです。
くしゃみや急に立ち上がった時に起こる腹圧性尿失禁、脳の血管障害や男性の場合前立腺肥大によって急激な尿意に我慢ができずに漏らしてしまう切迫性尿失禁などがあります。
その他にも、排尿障害によって自分で尿を出したいのに出せなくなり、少しずつ漏れてしまう溢流性尿失禁や、排尿機能は問題ないのに歩行が困難だったり認知症などの排尿機能とは別の部分の機能が原因によって起こる機能性尿障害などがあります。
女性に多いとされる腹圧性尿失禁の場合は、骨盤底筋を鍛えることで改善することもありますが、尿漏れの薬で治療をすることで症状が緩和することもあります。
市販の薬で効果が期待できるものは
尿漏れの薬というと、医療機関で処方されるのが一般的ですが、中には泌尿器科に行くのが恥ずかしい人や忙しくてなかなか病院に行く機会が持てないという人もいることでしょう。
その場合にはドラッグストアなどでも購入できる市販の薬でも効果が期待できます。
市販の薬では、ハルンケア、レディコーワガード、ベルアドン、ユリナールなどがあります。
市販の薬というとあまり効果が期待できないのではと思われるかもしれませんが、頻尿や残尿感を改善するのに効果があり、または咳やくしゃみによる腹圧性尿失禁などの改善にも効果が期待できるとされています。
尿漏れの薬の副作用について
では、副作用についてはどうなのか気になるところです。
発疹やかゆみなどの皮膚の炎症や食欲不振や嘔吐、頭痛やめまいなどの症状があらわれることもあります。
膀胱の筋肉をほぐしたり収縮を抑える効果のある抗コリン薬の副作用としては、口の渇きや便秘などの症状があり、βアドレナリン受容体を刺激することで尿道の締まりを良くするβアドレナリン受容体刺激薬には、手足の震えや動悸などの症状が出ることが考えられます。
いずれも必ず出るわけではなく、症状の出方には個人差がありますが、あまりに副作用が強い場合には直ちに服用をやめて医療機関に受診するのが良いといえます。
副作用が怖いという人は、薬ではなく頻尿や尿漏れに有効だとされているペポカボチャのサプリメントを利用するの一つの手段ですので、色々な方法を試して改善してみることをおすすめします。