最近トイレが近いと悩んでいる方、もしかしたらそれは糖尿病の初期症状かもしれません。自分の症状が当てはまっているかどうかを確認して、もし可能性がある場合は、検査を受けるようにしましょう。
喉が渇いて仕方がないと感じたら
特に暑いわけでもないのに、喉が渇いて仕方がないという人はいませんか。
通常水分を摂取すれば、喉の渇きは抑えられますが、糖尿病の場合は常にその状態が続きます。
喉だけではなく、口全体が渇くような状態になることもありますし、口臭が酷くなることもあります。緊張したりしている時などの場合を除き、リラックスした状態でも常に口が渇いたような状態の場合や喉が渇いて仕方がないという時は、疑う必要があります。
また、水分をいつもより多く摂取するという症状にも注意が必要です。
トイレが異常に近い
さっき行ったばかりなのに、トイレにすぐ行きたくなるという経験をしたことがある人も多いでしょう。緊張などで頻尿になることがありますが、膀胱が活発に動くことによる症状の場合が多いです。しかし、糖尿病の可能性も十分に考えることができます。
特に水分をよく摂取する方はいつもの頻尿だと見落としがちなのですが、多飲と多尿、また頻尿の場合は糖尿病を疑いましょう。
飲んだものがそのまま出ている状態は血糖値がかなり高い状態と考えられます。多飲と多尿の症状は気付きにくいところではありますが、毎日のように続く場合には注意しましょう。
体重が落ちる
食事制限もしていないし、激しい運動もしていないのに体重が落ちたという場合も、糖尿病の可能性があります。糖尿病と言えば、肥満の方を思い浮かべる人が多いでしょうが、症状が進んでくるとどんどん痩せていってしまうのです。
これは、血糖値が高い状態が続くことにより、食事から摂取した栄養素が体に残らずにそのまま体外へ排出されているためです。
本来、食事を摂取した場合、その食事量によって膵臓からインスリンというホルモンが分泌されるのですが、糖尿病の場合はそのインスリンの作用が衰えてしまい、思うように血糖値を下げることができなくなります。その為、血糖値が高いまま経過していくのです。
体は常に栄養が足りていない状態が続きますので、体の脂肪を燃やしてどうにか補うようになります。その為、急激に痩せていくという状態を招いてしまうのです。多飲・多尿・体重が落ちるという症状が自覚できる場合は、一度受診するようにしましょう。