「最近、トイレが近くなってがまんできなくなった」というようなことはありませんか。1時間に1回位トイレに行きたくなるのは、病気の可能性が高いですよ。

もし、おしっこをした時尿が残っている感じがしたり、急におしっこに行きたくなり我慢ができなくなるならば、それは「頻尿」という病気の可能性が高いです。

トイレが近い原因は何でしょうか

まず最初の原因として考えられるのは、冷え症です。
冷えると体が硬くなり、内臓を圧迫して膀胱も圧迫するからです。対策は運動や食事やお風呂などで身体を温める事ですね。

二つ目は、過活性膀胱という病気です。
トイレに行くのが癖になり、少し尿がたまると強い尿意を感じてしまう事です。

三つ目は、ストレスや緊張が原因で脳がうまく働かず、排尿のバランスが崩れてしまう事です。

病気としてのトイレが近い原因は?

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女性の場合は、まず過活動膀胱です。
トイレへ行くのが癖になっているのですから、尿意を感じた時には我慢することが大切です。最初は3分、そして5分と時間を延ばしてゆきましょう。そうすることで、膀胱が本来の大きさに戻っていきます。

女性の二つ目のトイレが近い原因は、妊娠・出産後に起きる骨盤底筋のゆるみです。
妊娠中、胎児の重みで骨盤底筋に負担がかかり、出産後に骨盤底筋に負担がかかるためです。これは、骨盤底筋を鍛える体操をするといいですね。

男性で一つ目の原因は過活性膀胱ですが、二つ目の頻尿の原因は前立腺肥大です。
前立腺は膀胱の下で尿道を取り巻いていますが、前立腺が肥大したり過剰に収縮すると、尿道を圧迫し尿の通り道が狭くなり、おしっこが出なくなってしまうのです。

トイレが近いことへの対策

トイレが近くなるのもこのように様々な原因があります。
「恥ずかしいから」とか「年のせいだから」とか「命にかかわるものでなし」ということで、そのままにしている人が多いのではないでしょうか。

頻尿は病気です。そして、その原因によって対策法が異なります。
中には女性であれば過活動膀胱と骨盤底筋の緩みを併発していう人もいますし、男性であれば過活動膀胱と前立腺肥大を併発している人もいます。

排尿トラブルは年を重ねると、症状が進んでしまい、日常生活の質が低下してしまいます。現在の頻尿や尿漏れとどう付き合うかによって、老後の生活が大きく左右される可能性もあります。
まず、自分の症状を理解するために病院に行きましょう。治療により回復の可能性もあります。