トイレが近くて残尿感がある場合には、前立腺肥大や過活動膀胱炎などの可能性がでてきます。また、生活習慣や水分の摂りすぎなどによってもトイレに行く回数が増えるため、自分で生活環境を見直してみることも大切なことです。
生活習慣などを改善し、状態が変わらない場合や悪化していくようなら医療機関で診察をしてもらうようにしましょう。
トイレが近い、トイレに行く回数が増えた
水分を摂りすぎてしまうと頻尿になりやすいといわれています。
体にとって水分はとても重要だといえます。水分が少ない状態が続くと脱水症状などを引き起こしてしまうため、夏場などの気温が高い時期には水分補給はかかせません。
しかし、水分を摂りすぎてしまうと、体外によけいな水分を排出する必要があるため、トイレの回数が増えてしまう場合があります。
水分補給をする場合には、適量を心がけることも大切です。
また、気温が高い時期や低い時期などでは汗をかく量も違います。季節にあわせて水分の補給量を調整することも頻尿を防ぐためには重要なポイントといえるでしょう。
また、利尿作用などにより頻尿になることもあるため、利尿作用がある飲料はできるだけ控え、利尿作用の含まれていない飲料で水分補給をすることも対策の一つになります。
残尿感がある場合
加齢に伴い、体の機能は徐々に衰えることになります。
年配者になると、尿の排出をする場合でも、排出するための筋力の低下などにより残尿することもあるでしょう。そのため残尿感が残ってしまうこともあります。
しかしこれは、比較的若い世代でも運動不足などによる筋力低下などが原因で起こる場合もあります。
病気の場合には
生活習慣や生活環境を見直して改善を試みても状態が変わらない場合には、病気の可能性があります。
前立腺肥大や過活動膀胱炎などの場合には頻尿や残尿感が残ることもあるため、自分で対処できないと感じたらできるだけ早く医療機関で適切な治療を受けるようにしましょう。
また、その症状がでてしまった原因などを把握して、再発しないようにするために生活習慣や食生活などの見直しをすることも大切です。
トイレが近いからトイレの回数を減らそうと尿意を我慢してしまう場合もあるでしょう。
ですが、我慢することでも体には負担がかかり、それが原因で病気になることもありますので、尿意を感じたら我慢せずに定期的にトイレに行き尿を排出することも病気を予防するためには必要なことです。