ついさっきトイレに行ったばかりなのに、すぐソワソワしてしまう、夜に何度も目が覚めてしまう、そんな頻尿の悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

「私って、トイレが近くてイヤになっちゃう」と笑い話で済んでいる間はよいのですが、その裏に恐い病気が隠れているとしたら、笑ってばかりもいられません。
頻尿に隠れた病気のサインについて、見ていきましょう。

頻尿とは?

そもそも頻尿とはどのような状態を言うのでしょうか。
通常、私たちは昼の間に4回から5回、夜間でしたら0回から2回ほど用を足します
その量は1日に換算すると1000ccから2000ccぐらいと言われています。

これが、1日の尿の量はさほど変わらないのに、昼間8回以上、夜間3回以上トイレに駆け込むような状態が続けば、頻尿と呼ばれる症状になります。
ただし、注意していただきたいのは、回数も多いけれど尿量も多いという場合には多尿ということになり、頻尿とは少し異なっているということです。

また、お茶やコーヒーなど利尿作用のある飲み物をたくさん飲んだ場合にも当然尿の回数や量は増えますので、そこは心しておいてください。

病気と思われる時とは

8--2

さて、特にお茶をがぶ飲みしたわけでもない、トイレに行っても少ししかおしっこが出ないのに、何度も行きたくなってしまう・・・
これはどんな病気のサインだと考えられるでしょうか。

最もよく見られる病気としては、男性の場合は前立腺肥大、女性の場合には膀胱炎が疑われます

男性の前立腺は尿道のそばを通っています。
これが肥大することで尿道を圧迫し、尿の出を悪くしてしまうのです。その結果、残尿感やトイレに行ってもその後に尿が漏れたりといった症状が起きやすくなります。

片や、女性の場合は尿道が短いため、膀胱が菌に感染しやすくなっています。膀胱炎にかかると、尿の回数が増えて、濁りや痛みなどを伴うこともあります。

クリニックの受診やサプリメントを

この二つ以外にも腎不全や糖尿病、あるいは過活動膀胱など、様々な病気が隠れている可能性があります。また、単に加齢によるものや、筋肉の緩み、女性ホルモンの減少などが原因となっている場合もありますので、「どうも最近、やけにトイレが近い」と思ったら、男女共にまずはクリニックを受診しましょう。

そして、危険な病気は隠れていない、前立腺肥大ではあるけれどクリニックで治療するほどではないと分かったら、そんな時にはサプリメントの利用も考えてみましょう。

ノコギリヤシには男性の前立腺肥大の原因となる物質を抑制し、頻尿を改善してくれる働きがあります。男性だけではありません。女性も女性ホルモンの増加を促してくれるので、加齢による尿障害を改善することが期待できるのです。

たかが頻尿とあなどるなかれ、病気のサインをしっかりと感知し、適切な対処をすることで、いつまでも明るく元気に過ごしませんか。