中高年になると、頻尿で1日に何回もトイレに行く人が増えます。
中には睡眠中何度もトイレに起きるせいで寝不足になってしまう人もいます。
こうしたトラブルの原因は腎臓の機能が低下することで起こります。
腎臓は体にとってとても大切な臓器です。
トイレのトラブルが思わぬ病気につながっていることもあるので、注意が必要です。
どうして頻尿になるの?
腎臓は血液をろ過し、余分な水分や老廃物を尿として体外に出すための臓器です。
体内の水分や塩分を調節したり、血液のpHの調整やホルモンン分泌など、体の環境を一定に保つための役割を担っています。
しかしその機能が低下してくると、体に毒素がたまるのを防ごうとして尿を大量に作るようになります。すると頻尿の症状が現れるわけです。
この症状は、腎臓の機能低下が進行して尿を作れなくなってしまうまでの一時的な症状です。つまり、この時点で対策を施すことで、重症化させずに生活への影響を最小限に防ぐことができるのです。
尿トラブルを見逃さない!
頻尿には腎機能低下の他にも、前立腺肥大や膀胱炎、過活動膀胱といった病気が隠れていることがあります。前立腺肥大はその名の通り、前立腺が大きくなることで膀胱の出口や尿道が物理的に圧迫されてしまうことで尿が出にくくなることです。
膀胱炎は尿をためておく膀胱が細菌感染によって炎症を起こしてしまうこと。
過活動膀胱は、膀胱が勝手に収縮してしまい、尿がたまっていなくてちょっとしたきっかけで反応を起こして、トイレに行きたくなってしまう症状のことです。
これらのトラブルは人によって程度が様々です。
もし症状が軽いなら、サプリメントを試してみるのもいいでしょう。
ノコギリヤシの効果とは?
男性のトイレのトラブルに今注目を集めているのがノコギリヤシです。
ノコギリヤシとは北アメリカの固有種であるヤシ科のハーブの一種です。葉がのこぎりのようにギザギザしていることからこの名前で呼ばれています。
ノコギリヤシには特に前立腺肥大による尿トラブルを抑えてくれる働きが期待できます。
前立腺肥大の原因は、ジヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンが過剰に作用するからです。ノコギリヤシの有効成分はこのホルモンの働きを抑制したり前立腺の炎症を抑えてくれるので、薬品やサプリメントとして利用されているのです。
トイレに行く回数が増えた、尿漏れが気になる、だけど病院に行くほどではないというときは、一度試してみてはいかがでしょう。