過活動膀胱とは、どんな病気でしょうか。
この過活動膀胱とは近年世界的に使用されるようになった新しい病名です。
自分の意思とは関係なく、膀胱も尿で満たされていないにも関わらず、排尿筋の活発な活動によって収縮してしまい尿意を感じてしまいます。

意外と悩んでいる人が多い過活動膀胱

日本では810万人が患者として存在すると思われます。
過活動膀胱とは治療を受ければ改善が期待できますが、恥ずかしさや検査の不安から診察を受けている方はまた少数に限られています。

その症状としてはトイレに行きたいと思ってから我慢が出来なくなったり、尿失禁が起こってしまうこともあります。

さらに夜間の頻尿として、一晩に5回から10回ほどトイレに通ってしまいます。
これでは熟睡出来ずに、身体にさらなる不調が起こってしまう可能性もあります。

過活動膀胱はどうやって治す?

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では過活動膀胱とはどうやって治せば良いのかですが、まずは病院で原因を調べることです。
病院では問診と検査で症状の程度や原因・その他の病気が隠されていないかを調べます。

初めて診察を受ける際、必ず聞かれることはこれまでかかった病気やこれまで受けた手術・今飲んでいる薬などについてです。
さらに頻尿・尿失禁がいつから始ったかや、どんな時に起こるのか、今の状態などについて自分でも考えをまとめておくと良いでしょう。

検査は尿検査に腎臓や前立腺の状態を確認する超音波検査・尿流動態測定・そして一定時間パッドを当てた状態で過ごし漏れた尿の量を測るパッドテストなどを行います。

尿漏れを恐れて水分を減らされる方がありますが、これで症状がおさえられることはありません。
水分を減らすと膀胱炎や脱水症状を起こす危険があるので、適度な水分補給をしましょう。

ノコギリヤシが過活動膀胱に良いらしい

過活動膀胱に良いといわれるノコギリヤシとは、北米から中南米にかけて自生しているヤシ科の植物です。
ギザギザした形状の葉からその名の由来となっています。

男性の前立腺肥大に効果があるとされて、ヨーロッパの各国で治療用医療品として認可されています。
その効果は、男性ホルモンの一つであるテストステロンは5αリダクターゼという酵素の働きによって、ジヒドロテストステロンに変化させてしまいます。

これが前立腺肥大を引き起こす原因であり、ノコギリヤシはジヒドロテストステロンを減少させることができます。
男性の過活動膀胱の要因である前立腺肥大を治せば、頻尿も改善させることが可能となります。

体内の老廃物を排出するために必要な尿の量は、1日最低0,7リットルといわれます。
1日に必要な水分は食事や体内で作られる水分を除くと、1,2リットルくらい必要です。

病院で検査を受けて過活動膀胱を治せば、トイレに縛られ諦めていたことが出来るようになります。