過活動膀胱は膀胱の機能障害でおきるもので、クリニックで治療を受けることで改善を目指すことも可能です。
専用の薬も開発されていて、処方を受けることができます。
過活動膀胱になるとあらわれやすい主な症状
膀胱が過敏になってしまい、過剰に反応するためあまり畜尿していないうちにトイレに行きたくなってしまいます。
このため我慢ができなくなりやすく、トイレが近くなって頻繁に行くようになったり、急に我慢ができないような尿意を感じる、トイレまで我慢できずに漏れてしまうといったことが起きやすくなります。
高齢者だけでなく、40歳ごろから増えてくる症状です。膀胱を訓練することで治せる人もいますが、薬も活用することでより改善が期待できます。
無理に我慢すると体に良く無いため、医師の指導のもと訓練は行うべきです。
アステラス製薬から販売されているCMの薬
過活動膀胱のCMで名前が知られるようになった薬に「ベタニス」があります。
アステラス製薬が製造販売を行っているもので、過活動膀胱における尿意切迫感や頻尿、切迫性の尿失禁に対して効果が期待できます。
薬の成分が、膀胱平滑筋に存在するβ3アドレナリン受容体を選択的に刺激するため、膀胱の弛緩につながり、畜尿をしやすくすることができます。
1日1回、1錠を食後に服用することになり、症状によっては少ない量から始めることもあります。
特に肝機能や腎機能に障害がある人は、服用する量が違ってくるので注意が必要です。
CMでも話題のアステラス製薬のベタニスを買える場所
CMで話題性が高まったベタニスは、クリニックで処方を受けて、調剤薬局で買い求めることができます。医薬品を取り扱っているネット通販からも注文を行うことは可能です。
ベタニスにも副作用が起こる可能性があるので、医師や薬剤師からの説明をしっかりと受けるべきです。
注意事項として、生殖可能な年齢の人にはできるだけ処方を行わないこととされていて、動物実験の結果確認された症状があって、人でも起こり得るためです。
精嚢や子宮などへの影響を受ける可能性があり、黄体数の減少があったり着床数や生存胎児数の減少が起きる可能性があります。
同じような効果が期待できる薬や漢方薬と併用してしまうことは避けるべきですし、ほかの病気の治療薬をもらっている人は医師に相談するべきです。
緑内障を患っている人は、眼圧が上昇してしまう可能性があるため、慎重に服用する必要があります。