薄毛は、中年以降の男性の多くの人が悩んでいる問題で、特に生え際から頭頂部にかけての部分に集中しているのが特徴です。これは、AGA(男性型脱毛症)という症状の典型的な状態で、この部分の頭髪の成長サイクルが狂わされていることが原因で進行します。
これは、男性ホルモンの一種であるtestosteroneが変化して出来たDHTという物質が毛乳頭細胞の専用レセプターと結合したことによるもので、遺伝的な要因により発症が左右されます。日本人男性の場合は、約3人に1人程度の割合と推測されています。
薄毛に期待できるのがノコギリヤシ
この症状に対して効果が期待できるということから人気を集めているのが、アメリカ大陸に自生している天然ハーブのノコギリヤシです。
この地域の先住民族であるネイティブアメリカンは、薄毛が少ないグループとして世界的にも有名ですが、これはノコギリヤシを愛用していることが理由と考えられています。
これは、決して迷信などの非科学的な言い伝えではなく、明確な根拠が存在しています。
それは、ノコギリヤシにはtestosteroneをDHTに変換する5α還元酵素の活性を阻害するという作用があるからです。これにより、AGAの原因物質の生産が抑制されるので、脱毛症の進行が止まることになります。
医学的にも承認済
このノコギリヤシによるDHTを抑制する作用は、ヨーロッパでは医学的に承認されています。このために、AGAと共にDHTが原因で進行する症状である前立腺肥大の治療薬としてノコギリヤシが使用されています。
日本では現在のところ厚生労働省からは承認されていないので、医薬品ではなくサプリメントなどの健康食品として提供されています。
なお、ノコギリヤシと共に薄毛に対して効果的なのが亜鉛で、こちらも育毛目的でサプリメントを購入する人は少なくはありません。亜鉛もノコギリヤシと同様にDHTを抑制する作用があり、さらにたんぱく質により頭髪を作りだすことをサポートしているので、脱毛防止と育毛の両方の効果を期待できます。
サプリメントでサポートしよう
このために、ノコギリヤシと亜鉛のサプリメントを併用することにより、抜け毛予防と発毛促進を同時にアプローチすることが出来ます。
また、副作用に見舞われる様な危険はないので、安全性においても信頼できる内容です。
脱毛症の根本的な原因に働きかけることにより、抜け毛を防ぐと共に頭髪の生成をサポートするという内容であり、初期の薄毛であれば短期間での回復が期待できます。