ノコギリヤシは近年、前立腺肥大症や抜け毛などに効果があるため注目を集めている植物です。原産は北米南東部でサプリメントとして摂取をすることでその効果を得ることができます。
ノコギリヤシとは
ノコギリヤシはヤシ科のハーブの一種で、男性の強壮、利尿、鎮静効果があるとして昔から利用されていた植物です。現在では研究が進み前立腺肥大症の予防や改善だけでなく薄毛や薄毛の予防効果も期待されています、
ノコギリヤシを摂取することによって得ることができる 健康効果としては前立腺肥大症の改善・予防、排尿障害を改善する効果、前立腺炎を抑制する効果、そして抜け毛を予防する効果が挙げられます。
ノコギリヤシが育毛に良い理由
薄毛の原因となる物質としてジヒドロテストステロンという成分が挙げられます。
ジヒドロテストステロンは皮脂を過剰分泌させ毛穴を塞いでしまう作用があり、その結果皮脂に生息している菌が増殖して毛穴を刺激して角栓が形成されることによってさらに毛穴をふさいでしまいます。
このような状態が続くと髪を洗ってもすぐにべたついてしまったり頭皮のほてりやニキビ・湿疹ができやすくなってしまいます。そして、最悪の場合シャンプーやブラッシングなどの刺激で髪の毛が抜けやすくなってしまいます。
ノコギリヤシはこの薄毛の原因となるジヒドロテストステロンの分泌を抑制する効果があることが分かっています。ジヒドロテストステロンを抑制することによって皮脂の分泌を抑え毛根がふさがる原因を取り除き、その結果抜け毛を予防する効果があるとされています。
ノコギリヤシの副作用
ノコギリヤシは自然のハーブから抽出した天然の成分なので副作用は基本的にないと言われていますが、人によっては頭痛や下痢、腹痛、吐き気、便秘、眠気などの症状が出ることがあると言われています。
また、そのほかにも副作用の一環として「初期脱毛」と呼ばれる症状が現れることもあります。初期脱毛というのは薄毛治療をした際に良く見られる脱毛で治療してから数カ月ほど抜け毛が増えてしまう状態のことです。
やせ衰えた頭髪をたくましい髪の毛にするための工程で発生する現象なのでしばらくすると太い毛が生えてきます。
この初期脱毛も人によって起こったり、起こらなかったりします。
服用する際の注意点としては大量に摂取せずに適量を摂取することが必要です。大量に摂取すると頭痛などの副作用が現れるようになります。また、血液の粘土を下げる作用もあるので抗血液凝固剤などと併用すると出血傾向が高まると言われているので注意が必要となります。