夜間頻尿は安眠を妨げてしまうもので、長く続いてしまうと体調を崩すことになりかねないため、症状があらわれるようになったら早めに治療を開始するべきです。
症状が軽いうちであれば、自身でできる対処法もいくつかあります。

いつもと違うと感じたら

夜中にトイレに行く回数が増えても、はじめのうちは飲みすぎなど水分の取りすぎが原因と考えて対応が遅れがちになってしまいます。
尿意があってトイレに行くのになかなか出ない場合などは、注意が必要になってきます。

残尿感が感じられるようになったり、一度のトイレで出る尿の量が減ってすぐにまたトイレに行きたくなる場合や、無意識に尿漏れを起こしている場合などは、前立腺肥大を起こしている可能性があります。

すぐの対処が重要

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前立腺肥大は男性にしか起こらないものですが、治療せずに放置して悪化させてしまうと、尿道が肥大した前立腺に圧迫されてしまい、完全に閉じた状態になってしまう人もいます。

ここまで悪化させてしまうと病院での手術が必要になってきてしまいますが、初期の段階であればノコギリヤシエキスで改善の効果が期待でき、夜間頻尿に悩まなくて済む可能性があります。

前立腺肥大には男性ホルモンであるテストステロンが、前立腺内でジヒドロテストステロンになり、細胞を増やしてしまうメカニズムがあります。
このため病院で行われる治療でも、ジヒドロテストステロンを抑制できる成分の薬が処方されたりします。

夜間頻尿に効果的なノコギリヤシ

ノコギリヤシに含まれている成分の中に遊離脂肪酸があって、オレイン酸やパルミチン酸、ミリスチン酸などで構成されています。
これらの成分はテストステロンからジヒドロテストステロンに変化してしまうことを抑制する作用が期待できるため、病院で処方を受けなくてもノコギリヤシエキスを取り入れることで、同じような改善効果が期待できます。

ノコギリヤシはハーブとして古くから使われてきた植物ですから、強い副作用の心配もありませんし、ヨーロッパなどでは果実エキスから医薬品を作っているところがあるほどです。

夜間頻尿の改善には、ノコギリヤシエキスなどの有効成分を取り入れるとともに、食生活の改善や生活習慣の見直しも大切です。
水分を取りすぎていれば病気がなくてもトイレへの回数が増えますし、運動不足であれば体に水分がたまってむくみが起きやすく、不要な水分を排出するためにやはりトイレに行きたくなってしまいます。

寝る前に、利尿作用のあるお茶などを飲まないことも大切ですし、お酒は体に脱水の症状を起こさせ、脱水状態になると余計にトイレに行きたくなることがあります。
常日頃から夜間頻尿のことを意識しすぎることも、トイレの回数を増やす結果になります。